いよいよ、明後日!

  • 2010.05.21 Friday
  • 19:12
JUGEMテーマ:幕末 歴史
 東京は、昨日の雨模様とは打って変わって清々しい日差しに包まれました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
古写真ブログ担当、三井です。

さて、「侍と私〜ポートレイトが語る初期写真」(PCリンクはこちら)も開幕から、今日で1週間。昨日現在で1,500人を超えるご来場を戴きました。誠にありがとうございます。展覧会は7月25日までですが、「まだまだやってる」なんて油断していると、見逃してしまいます!
それに展覧会は、終盤になればなるほど混んでしまうもの。
思い立ったが吉日!です。

そして、明後日は石黒先生の講演会がございます。
先生の講演を一度でもお聞きになった方はおわかりかと思いますが、本当に楽しいお話しです。
--
記念講演会「幕末明治の肖像写真」
2010年5月23日(日) 14:00〜

講師:石黒敬章(日本写真芸術学会評議員、ゆうもあくらぶ事務局長)
場所:東京都写真美術館1階ホール
※当日朝10時より1階受付にて本展覧会チケットをお持ちの方に整理券を配布します。
(先着190名。番号順入場、自由席)
--
ぜひぜひ、いらしてくださいませ。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

おいしいもの情報は次回。
ではまた。

石黒先生と私

  • 2010.04.23 Friday
  • 19:21
JUGEMテーマ:幕末 歴史
 
寒暖の激しいこの頃、いかがお過ごしですか。
古写真ブログ担当の三井です。
4月から、モバイルでも見られる新システムへ移行。
ホームページもリニューアル。
電脳アップデート激しい写真美術館です。
さて、本日は石黒敬章先生。

今回、僕が担当させて頂いております「侍と私 〜ポートレイトが語る初期写真〜」は、とにかく肖像で押していく展覧会。
日本、西欧、そして交差。
日本では、幕末に流入した写真によって、寿像(生きているうちに制作する肖像)制作が一般化していきます。一方、肖像画の長い歴史を持つ土壌から写真が生れた西欧文明。写真の発明は肖像の民主化を進め、写真の技術に革新が起こるたびに公だけでなく、私(ブルジョアジー)へその裾野は広がりました。そして、侍は西欧で写真館を訪れ、西欧の写真師は日本を訪れて日本人を撮影しました。
それぞれのシーンで制作されたきらめく作品群をご紹介しますので、乞うご期待!

そして、展覧会の関連事業として「幕末明治の肖像写真」と題し、石黒敬章先生にご講演いただきます。日本の初期写真に興味がある方なら、必ずといっていいほど石黒先生のご著書はご覧になっていることでしょう。
軽妙でわかりやすい文体とともに開陳される石黒コレクションの奥深さ。
本当に舌を巻きます。
先日、先生とちょっとしたやりとりをさせていただきました際にお葉書をちょうだい致しましたので、ちょっとご紹介します。お礼を頂戴できるほどのこともさせていただいていないのに(!)こんなすてきなお礼状を頂戴致しました。


おわかりになります?
そう、チラシをお送りさせていただいたのです。
文字・図画などに、意味を隠すなぞなぞを「判じ物」といいます。
楽しいですよね!
来月の23日、こんなユーモアにあふれた石黒先生節で初期写真の肖像についてお話しいただけると思います。僕も本当に楽しみです。
石黒先生のホームページはこちら → いにしえおもしろ写真館

おいしいもの情報は、次回。
(^^)/

講演会 in 館林報告

  • 2007.09.03 Monday
  • 18:16
こんにちは
さて、不定期アップの古写真ブログですが、先日(8/19)、群馬県立館林美術館で講演会をしてまいりましたのでそのご報告をいたします。
この講演会は、7/29に日本大学藝術学部教授の高橋則英先生がご講演された「幕末・明治写真史入門」に続いて、僭越ながら企画者として『「夜明けまえ」の写真-イメージなのか物なのか-』と題してお話をさせていただきました。
猛暑の時期ではありましたが、当日は比較的気温も下がってすごしやすく、それでいて気持ちよく晴れ渡っておりました。

館林美術館の楽園のようなお庭

そんな中、大勢の方がおいでくださいました。
かいつまんで内容をご報告します。

・写真というメディアの一般性
・歴史の中の写真
・明治期における写真との距離
・イメージの外にある情報の重要性
・物として写真を見るということ

僕自身が伝えたいのは、写真はイメージを支える器も含めてのものであって、イメージだけを抽出して写真を理解しようとしないでほしいということ。物として、表の画像だけでなく画像を支える台紙や、印画紙の裏面、ここに書かれた内容や素材などのなかにさまざまな情報が隠れているということです。
古写真に限らず、写真というとどうしても「何が写っているか」が重要になって「誰が写したか?」や「どうして写したか?」が軽視されてしまいがちです。
近藤勇の写真は有名ですが、これを撮影したひとについて、実はまだ明確な決着がついていないことは案外知られていないことを考えると話はクリアでしょう。当日は、展示作品をプロジェクションしたり、ぼくの先祖の写真(アンブロタイプ)などをお見せしながら、楽しくお話させていただきました。
このような機会をくださった館林美術館に感謝です。

さて、群馬県立館林美術館での本展も余すところ一週間。
9/9(日)には終了です。
最終日は14:00から、僕のギャラリートークもございます。
まだご覧になっていない方は、ぜひぜひご来場ください。

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