GW特別フロアレクチャー

  • 2013.04.29 Monday
  • 14:53

みなさまこんにちは、ブログ担当の三井です。
いよいよゴールデンウィークです。
「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編」(PCの方はこちら)は、ゴールデンウィークの最終日である5月6日(月・祝)が最終日です。つまり、残すところあと一週間。ラストスパートです。
そして、昨日からゴールデンウィーク特別フロアレクチャーもスタート致しました。

4月28日のフロアレクチャーの様子です。

初日である昨日、67名の方にお聞き戴きました。
今回は、この内容を少しだけ書かせて戴きます。
「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史」はシリーズ展で、今回が4回目。この企画は、「日本の初期写真に関するコレクションは、どこに何があるのだろう?」という素朴な疑問からスタートしました。この企画案を提出した00年代初頭、国立の博物館や、写真の収蔵が多いことで知られる美術館・博物館を除けば、初期写真の視点で収蔵品を調べることは難しかったのです。「それならば!」と本展を企画し、2年ごとに調査地域ごとに展示を行おうと考えたわけです。
そして、2006年度(2007年3月)に関東、2008年度(2009年3月)に中部・近畿・中国地方、2010年度(2011年3月)に四国・九州・沖縄、それぞれがスタートしたという次第です。今回は4回目、北海道・東北の地域で初期写真の所在調査を行い、これらによって見出された作品を展覧しております。
本展を含む4展示は、すべて「であい」「まなび」「ひろがり」の3部構成で展示を行っております。

であい  日本あるいは日本人と写真のファーストコンタクト
まなび  日本で活躍した写真師の第一世代による作例
ひろがり 第二世代以降の作例

明治30年代までの作例について、これらの視点から作品を展示しています。
なお、初期写真とは「近代的写真表現の洗礼を受けることなく、あるいは『表現』という自覚なく制作された写真」を指します。(こちらについては、拙稿「イメージとピースの間で いま初期写真を観つづけることについて」「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編 研究報告書」に書かせて戴きましたので、ご興味のある方はぜひご覧下さい)

東京会場はあと一週間。
ラストスパートのゴールデンウィーク特別フロアレクチャーは、本日、5月3日、5月4日、5月5日、最終日の5月6日。すべて16:00〜約1時間程度です。
こちらについてもご参加戴ければと思います。

なお本展終了後は、北海道立函館美術館、鶴岡アートフォーラム、郡山市立美術館への巡回を予定しております。

 

さて、久しぶりのおいしいもの情報。
ガーデンプレイス内には、さまざまな飲食店が軒を連ねていますが、こちらはちょっと斜め上。デパ地下のイートインです。奇を衒ったチョイスのように思われるかも知れませんが、さにあらず。

どうですか? このボリュームとバラエティ!! 僕だって、ラーメンやハンバーガーだけではないのです。煮魚だって、大好きなのです。もちろん、お刺身だって大好物。
ガッツリ食べたいけれど、オイリーなのはちょっと…という時、ここはおすすめです。
では、また。

明治期天災記録写真

  • 2013.03.11 Monday
  • 11:56
大変ご無沙汰しています。ブログ担当の三井です。本日は、3月11日です。
東日本大震災から2年が経過しました。被災された方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
陸前高田被災資料デジタル化プロジェクトを行っている身としては、2年間という時間に出来ることの少なさを実感しております。僕に出来ることは、本当に限られていますが、出来る範囲で努力します。本当に一日も早く、被災地の方々が普通の生活を取り戻せることを切に願います。

今回は、開催中の「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編」(PCの方はこちら)に出品されている明治期天災記録写真について、簡単にご報告致します。
本展で展示させて戴いているのは、3つの天災記録です。

明治21(1888)年 磐梯山噴火
明治27(1894)年 庄内地震
明治29(1896)年 三陸津波

これらについて、福島県立博物館、本間美術館における調査で見出された写真および、一般財団法人 日本カメラ財団、そして、東京都写真美術館が収蔵する写真を展示しております。

明治期におけるこれら天災記録は、現代の報道倫理確立前のものです。また、厳密に言えば、報道写真とは性格が異なります。これらは基本的にドキュメンテーションとして撮影され、頒布用にも使われました。印刷のような大量生産ではなく、写真そのもので制作され頒布されましたので、購入は可能ですが、現在のように「本当に誰もが眼に出来る情報」ではなかった。このことは、これらの写真を現在の私たちが観るにあたって、重要な情報だと考えます。

これらの中には、天災の犠牲になった被災者のご遺体を写したものも含まれます。
現代の私たちには目を背けたくなるものが含まれます。ですから、すべての方にご覧下さいとは申しません。上記のことをご理解いただける方に、展示室でご覧いただければと思います。
 
また、本展には「特別出品」として、《(開拓当時の富岡町)》という写真を最後に展示しています。

東京都写真美術館はオリジナル作品の展示を基本としています。しかし、《(開拓当時の富岡町)》は、オリジナルを展示することが出来ません。展示させて戴いているのは、デジタルデータに基づくインク・ジェット・プリントのみです。東北地方・福島県双葉郡の富岡町は、東京電力福島第一原子力発電所事故の警戒・避難区域の中にあり、第二原子力発電所の一部を擁する町です。2013年3月現在も、町民は郡外・県外への避難を強いられています。富岡町歴史民俗資料館は現在立ち入ることが出来ない状況にあり、収蔵資料も相馬市へ移送しているものの、活用する状況には到っていません。 本資料は、富岡町の但野ヶ原開墾当時の風景を撮影したもので、この地域を撮影した現存する最古の写真です。しかし、上記のような理由からオリジナルを展示することはかないませんでした。しかし、一日も早い復旧を願い、デジタル写真を特別出品として展示させていただいています。

次回から、本展の「であい」「まなび」「ひろがり」各章について、ご紹介させて戴きます。
では、また。

あけましておめでとうございます

  • 2013.01.04 Friday
  • 17:54
 
みなさま、あけましておめでとうございます。
ブログ担当の三井です。
本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、東京都写真美術館は新年、1月2日より開館いたしまして、新年開館初日は6,281人のご来場を戴きました。ご来館いただきました皆様、誠にありがとうございます。
ちなみに、トップの画像。
当館のワークショップルーム「創作室」にあります暗室の4x5インチ用引伸し機。
ん?
……お分かりになりました?
ちょっとだけ、画像を加工して今年のお年賀にしてございます。
こちらの制作は、当館のワークショップチーム。
当館のボランティアさま方への年賀状として制作された画像です。
とても楽しいので、こちらのブログでも活用させて戴きました。

さてさて、「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編(PCの方はこちら)」の準備もいよいよ佳境です。すでにチラシのデザインやポスターのデザインも大詰め。もう少し時間を頂戴しますが、でき次第、こちらでもご紹介させて戴きます。もちろん、メインイメージはあの方です(^_-)
ぜひご期待下さい。

今年最初のおいしいもの情報。
今回は、鶏です。
当館のすぐ近く、マーライオンがお出迎えのお店。
蒸し鶏と揚げ鶏のハーフ&ハーフ。そして実は、こちら「お肉1.5倍の大盛り」倍にするのは蒸し鶏をチョイスしました。3種のソースがそれぞれ個性的で美味。タイ米ライスもガッツリです。ぜひご賞味下さい。
ではまた(^^)/

夜明けまえ掲載報告!

  • 2012.12.19 Wednesday
  • 20:16
 大変ご無沙汰しております。
ブログ担当の三井です。
現在、鋭意準備中の来年3月5日より開催の「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編」(PCの方はこちら)についてのご報告です。
東京都写真美術館ニュース「eyes」76号で巻頭特集が組まれました。表紙も凛々しい「土方歳三像」です。(PCの方はこちら)特集ページは4ページ。webでご覧戴くのも良いですが、ぜひぜひ本誌を手にとって戴けると、より嬉しいです。本誌は東京都写真美術館で絶賛配布中です。一部ではありますが、三井が調査をさせていただきました機関のご紹介も含めてご紹介しております。
さぁ、3月の開幕に向けてラストスパート!
今回も立体展示やプロジェクションを含め、皆様の琴線に触れる初期写真をガッツリ展示致します。なにしろ展示総数は開拓史展史上最大の約500点(展示替え有)を予定。これは期待していただけること請け合いです。
ぜひご期待下さい。

さて、久しぶりのおいしいもの情報。
今回は、陸前高田被災資料デジタル化プロジェクトで、毎週訪れている桜木町です。
桜木町と言えば、中華?…もちろん、それは皆さんご存じでしょう。
しかし、もちろんそれだけではないのです。
いかがでしょうか。昔ながらのハンバーグ。驚くほど柔らかく、ソースは濃厚。食べ進めるうちに緩やかな堅さをもっていく卵がまたうまい!
横浜通の先輩によると、このお店は小説の舞台にもなっているとか。
恵比寿も良いですが、桜木町も良いですよ(^_-)

ではまた

現在、夜明けまえ展調査中!

  • 2012.09.27 Thursday
  • 20:06
大変ご無沙汰しております。
ブログ担当の三井です。
ご報告が遅れましたが、これまで北海道第一期から第二期、秋田・青森、山形などなど対象地域をガッツリ調査して参りました。
今回は新潟第一期調査で、明日が最終日です。明日は、十日町博物館(及び情報館)と糸魚川歴史民俗資料館へ伺います。今回の調査も本当に充実したものとなっております。
平成25年3月6日から開催される「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 北海道・東北編」ご期待です。
随分と時間が空いてしまいましたが、これから続報をお送りさせて戴きますので、こちらのブログにもご期待下さい。

十日町の空より

JUGEMテーマ:幕末 歴史


明日は、最後のフロアレクチャーです

  • 2011.05.04 Wednesday
  • 14:38
JUGEMテーマ:幕末 歴史
 こんにちは、初期写真ブログ担当の三井です。
さて、今日を入れて残り5日となりました「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編」(5/8まで)。そして、ゴールデンウィーク・フロアレクチャーもついに明日が最終日となりました。
※フロアレクチャーは、約1時間かけて「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編」を担当学芸員が解説をさせて戴き、より本展と初期写真への理解を深めて戴こうというものです。

本日のフロアレクチャー風景です。
本当に多くの皆様にご拝聴戴き、学芸員冥利に尽きます。
そして、明日が最後のレクチャー。
明日5/5(祝)も11:00から開催します。
展覧会は18:00まで(入場は17:30まで)です。
オリジナルの初期写真の表も裏もじっくり見られるチャンス。
ぜひぜひご来場下さい。

さておいしいもの情報、今回は「ザンギ」です。

当館の位置するガーデンプレイス内には、東京を一望しながら鶏の唐揚げ定食、もとい「ザンギ定食」をいただけるお店があります。本展にご来場の際には、2年後の「北海道・東北編」に思いを馳せながら、こんな定食はいかがでしょうか。
ではまた

ゴールデンウィーク 毎日フロアレクチャー!

  • 2011.04.25 Monday
  • 17:08
JUGEMテーマ:幕末 歴史
 こんにちは。
とってもご無沙汰しております。
ブログ担当、学芸員の三井です。
東日本大震災にて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、1日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。

さて本日、東京都写真美術館の帰属団体である東京都歴史文化財団が「被災者の方々に対する都立文化施設におけるGW特別企画について」(PCリンクはこちら)が発表されました。対象となる期間は4/29から、ちょうど「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編」が終了する5/8までです。
そして、4/29-5/5は、毎日フロアレクチャーを開催致します。
2011年4月29日(金・祝) 15:30〜
2011年5月1日(日) 15:30〜
2011年5月2日(月) 15:30〜
2011年5月3日(火・祝) 11:00〜
2011年5月4日(水・祝) 11:00〜
2011年5月5日(木・祝) 11:00〜
詳細は、東京都写真美術館ホームページ(PCリンクはこちら)をご覧下さい。
楽しいレクチャーになるよう、頑張ります。
ぜひぜひご来場下さいませ。(^_-)
ではまた

九州ナウ

  • 2011.02.23 Wednesday
  • 23:20
誠にご無沙汰しております。
古写真ブログ、担当の三井です。
さてさて、年が明けてからまさに怒濤の日々で、気がつけば展覧会開幕まであとわずか。
現在、三井は長崎におります。
そうです、作品ご借用の旅に出ているのです。
今日は嬉野市歴史民俗資料館、武雄市図書館・歴史資料館、小城市立歴史資料館、佐賀県立佐賀城本丸歴史館、佐賀県立博物館、それぞれの館のご担当者様にご協力を賜り、ご借用させていただきました。ご借用が終わって、明日のご借用のため長崎へ移動して参った次第です。
明日は、長崎大学附属図書館、長崎歴史文化博物館、そして、日を改め熊本の玉名市立歴史博物館こころピア、横井小楠記念館、尚古集成館、それぞれの館へお伺いします。実は僕だけではご借用させていただく手が間に合いませんので、当館の別働隊として先輩方にご協力いただいております。先輩方は、史跡塩飽勤番所、香川県立ミュージアム、愛媛県歴史文化博物館、新居浜市広瀬歴史記念館、高知県立歴史民俗資料館、土佐山内宝物資料館、中岡慎太郎館、南嶋民俗資料館、沖縄県立博物館・美術館、那覇市歴史博物館、それぞれの館へ伺わせていただきました。
こうやって書き連ねると、「借用も大変だね」とお感じかも知れません。もちろん、それはそれで本当にうれしいですが、でも、一番大変なのは、ご賛同下さって借用の許可を出して下さった組織であり、実際に貸出の作業をして下さるご担当者です。
本当に本当にありがたいことです。
「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編」は、いえいえ本展に限らず本シリーズ展全体が、これらの方のご協力によって成り立っているのです。幕末〜明治の写真を作品や資料として扱って、収蔵庫でしっかり保存されているからこそ、ちゃんとその場所にある。あることは、当たり前じゃなくて、努力が積み重ねられた結果です。この努力があるからこそ、僕は展覧会に来てくださる皆様にお見せすることが出来る。
ぜひ、展覧会にいらしたとき、作品の所蔵がどこなのかにも気をつけてみて下さい。ものすごくたくさん収蔵されているところ、貴重な貴重な1点をお貸しいただいたところ、様々ですが、これらの諸機関の努力が本展を支えているのです。

さて、すばらしい作品をがっつりお借りして、東京へ戻ります。
3月8日からの「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編」乞御期待です!!


さてさて、本日のおいしいもの情報。
本当は、ちゃんぽん!とか、皿うどん!とかのはずだと思うのですが、ちょっとその余裕がなく。。。
今日は、三井のスペシャルストックから神保町の情報です。
神保町といえば、古書店。地下鉄を降りたときからわくわくしますね。
僕は学生時代京都にいたので、東京へ帰郷する度に訪れていました。
そんな神保町には、老舗のカフェも多いのです。
おいしいコーヒーを片手に、今日の収穫を紐解くなんて最高の一日です。

こちらもそんな神保町の有名店ご自慢のウィンナーコーヒー。
表通りから一本入った路地にこっそりとある老舗です。
今度の週末、訪れてみてはいかがでしょうか。
では、また。

佐賀県の調査

  • 2010.09.06 Monday
  • 17:25
JUGEMテーマ:幕末 歴史
 こんにちは、こんばんわ。
古写真ブログ担当の三井です。
今年は本当に暑いですね。もう九月だというのに、本当に暑い。
まさに「吸って良いんだか、掬って良いんだかわからない」暑さですね。
皆様は、夏風邪など召さず、健やかにお過ごしでしょうか。

少し更新の間が開いてしまいました。
すみません。
その間、調査三昧、そして、北海道教育大学での集中講義など、充実した毎日を過ごしておりました。

さて。
佐賀県の調査です。
このたび、お伺いしたのは、佐賀県立博物館、佐賀県立佐賀城本丸歴史館、佐賀市大隈記念館、小城市立歴史資料館、多久市郷土資料館、武雄市歴史資料館、嬉野市歴史民俗資料館です。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。調査に伺った印象としては、ガラスの写真が多く収蔵されていることと、藩の洋学研究としての写真関係資料の豊かさ。本当に興味深いものがたくさんありました。
搔い摘んでご紹介しましょう。
京都の堀与兵衛による中岡慎太郎の写真のオリジナルが新聞掲載でも話題ですが、同じ撮影者による《古賀鎔像》が佐賀県立博物館に収蔵されています。
 
堀の特徴的な市松模様の敷物に雄々しい漢。これが収められる箱には、「慶応四年戌仲春」とあります。まさに戊辰。歴史がガリッと刻まれた写真です。
佐賀県立佐賀城本丸歴史館さんには、江藤新平の肖像写真や集合写真、墓碑の写真など江藤新平関係の写真が収蔵されています。そして、驚いたのは明治天皇と皇后のポジ乾板!

正確には、エドアルド・キヨッソーネが明治21(1888)年に描いた肖像画を元にした写真なのですが、ポイントはこれが乾板のポジ画像であるということです。乾板は本来、印画紙に焼付ける原板ですからネガ像のはずです。しかし、これがポジ像だということは、投影原板(現代のスライドフィルムに対応するもの)か、あるいはネガ原板を制作するための原板ということになります。この作品は163x120mmのサイズで当時の一般的な投影原板のサイズとは異なります。ということは、ネガ原板を作るための原板と考える方が順当だと思われます。これ、ちょっとすごい。つまり、このイメージは多く流布しているものですが、当時は宮内省のコントロールの元におかれ、一般に販売することは禁じられていました。しかし、実際には多くのバリエーションが存在し、一般に販売されていた事実がわかっています。この原板が、宮内省の指揮下でネガ原板を制作するための原板である可能性も十分にあります。違法性の高いものだと決めるのは軽率です。問題はこの部分ではありません。重要なポイントは、実際に多く現存している写真のネガを作る元であるポジ原板が見つかったという点。これは、とても貴重だと思うのです。
そして、佐賀市大隈記念館では大隈重信のアンブロタイプによる集合写真。
(画像は部分拡大しています)
残念ながら、左下部に欠損がありますが、貴重である点は変わりません。中央左側の頬杖をついているのが大隈重信です。

本当に貴重な作品が多く収蔵されている佐賀県。今回一度では、ご紹介しきれません!
そして、初期写真作品は、なによりも実物を見てはじめてわかる情報がたくさんあります。
来年の3月をご期待ください。

さて、今回のおいしいもの情報は、我がガーデンプレイスが誇る最大の穴場!。。。って、以前にもずいぶん紹介していますが、当館のお隣にある社食的なお店。トレイをもって並んで、カードを挿しながら注文します。
今日ご紹介するのはこちら。

カツ丼です。
奥に見えるのは、この日スペシャルメニューだった「トルコライス」。
僕も天野君もガッツリ系で夏バテ対策は万全です。
ではまた。

沖縄調査

  • 2010.03.12 Friday
  • 12:27
あなたの美術館 東京都写真美術館。
学芸員の三井です。
昨日から開催されております「森村泰昌 なにものかへのレクイエム 戦場の頂上の芸術」(PCサイト)、ご覧いただけましたでしょうか。
そして、恵比寿駅からご来館いただくと本展への気合いが伝わります!
さらに、お帰りの際も同じルートを通っていただくと、当館が打って出ていることも伝わるでしょう!
盛り上がってます、東京都写真美術館。

さて、そんな中、古写真担当である三井は沖縄で作品調査をして参りました。
伺ったのは、沖縄県立博物館・美術館(PCサイト)と琉球大学図書館(PCサイト)、そして那覇市歴史博物館(PCサイト)。
県立博物館では、熊本鎮台沖縄分遣隊(首里城)の鶏卵紙(名刺判)と明治初年に撮影されたと思われる写真(アンブロタイプを複写したと考えられ、印画紙に光沢がなく厚みも薄いことから明治末から大正期に制作されたものと考えられる)を調査いたしました。

熊本鎮台沖縄分遣隊




熊本鎮台沖縄分遣隊(部分)



熊本鎮台沖縄分遣隊 裏面


熊本鎮台沖縄分遣隊は明治12(1879)年から明治24(1891)年まで首里城に駐留していましたから、本作はこの時期に撮影された写真です。
沖縄の歴史の深さを感じさせる一枚です。

琉球大学図書館では、『明治期写真帳』と題された2冊組の写真帳を調査しました。
(一)は22ページ・29枚、(二)は38ページ・47枚からなっています。貼付されている印画紙はすべてゼラチン・シルバープリントです。光沢があるものとないものとが混在しており、ホワイトフレームの有無も混在していました。また被写体も家族写真のような集合写真、首里城などの景観写真、植物写真、蛇や爬虫類・ヒトデやウニなどの写真、農作業・祭礼記録などいくつかに分類できる内容。かなり興味深い写真帳でした。



明治41(1908)年に取り壊され、復元されていない「中山門」。
画面左中段に電線らしき線が見え、門の向こうを拡大すると

電信柱が確認できます。これによって撮影年の幅がある程度は限定できるでしょう。
ほかにも、

農作業や

海星

少女たちの集合写真など
興味深い内容です。

次に、那覇市歴史博物館の調査について。

印画紙は鶏卵紙で、「沖縄美人」と達筆な楷書で書かれた台紙。台紙の上部に切り取られたような痕跡がみられるため、アルバムから切り離されたものだと考えられます。裏面には、記載・写真貼付共にありませんでした。

退色は感じられるものの、凛とした女性の表情と装束の美しさがわかります。
(ハウリングなどお見苦しい点がありますが、三井の撮影した調査写真です。ご許可をいただいて掲載させていただいておりますので、どうぞご了承くださいませ<(_ _)>)


調査にご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。
この場を借りまして、衷心より感謝いたします。
そして、展覧会を心待ちにしている皆様!
来年の3月〜5月、これらの作品を東京でお見せできる機会が得られるよう、努力します。
どうぞご期待ください!


正直、今回の調査では天候に恵まれず、傘やコートがお友達の沖縄でした。
海を眺めてボーッとする時間はまったくなく、ガシガシ仕事に明け暮れました。
そんな中でも忘れていません、おいしいもの情報。
もちろん、沖縄そばです。

そして、後ろに見えるのは、鰆(さわら)のお寿司。

本当においしい!

さらに空港で見つけたハンバーガー

これも美味でした。

実は「四国・九州・沖縄編」アンケート調査の時から、ガッツリと関わってがんばってくれているインターンの天野君も、沖縄調査に同行していただきました。
いつもの調査はひとりですから、本当に大助かり。
そして、そういう問題ではなく、彼は本当にしっかりしている。
気が利くのに、気を利かせていることを見せない!
本当に頭が下がります。
本人に直接いうのは照れくさいので、こちらを借りて「ありがとう!」を。
そして、次回の調査もよろしく!

ではまた

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