陸前高田市立博物館の今

  • 2011.12.15 Thursday
  • 17:13
JUGEMテーマ:震災関連
 
みなさま、お元気でしょうか。
東京都写真美術館ブログ担当・三井です。
さて今回は、当館の事業として位置づけておりますRD3-project(PCの方はこちら)の関係で
先日、陸前高田および盛岡へお伺いしましたので、被災資料に関わるご報告を致します。
  
陸前高田市立博物館とその前を走る道。
この場に立って、僕は少し平衡感覚を失いました。

現在、陸前高田市立博物館、陸前高田市立図書館および海と貝のミュージアムの資料は岩手県立歴史博物館をキー館として全国の博物館等に送られ、その修復作業が行われております。僕が関わっているプロジェクトもこの一環として、写真を中心とした資料のクリーニングとデジタル化を行っております。
実際に現地のご担当者とお会いし、お話をする貴重な機会として、今回お伺いする事が適いました。

現在、活動の拠点となっている旧生出小学校。
こちらで陸前高田市立博物館の熊谷様とお会いしました。
実務的な打合せを基本としたものだったのですが、同じように大切だったのは実際にお会いする事でした。僕はこれまで資料を通してしか、熊谷さんを知りませんでした。
本当にお会いする事は大切ですね。
震災から半年と少し。高田の方にとって、この時間は惨劇からの時間。
先日お伺いした際に撮影した博物館の写真(上の3点)から、ほんの少し想像できるのではないでしょうか。
でも、いくら想像しても、想像に過ぎません。実際に被害を受けた方の気持ちに近づく事も、知る事もできません。
そして、惨禍はいつどこに起きるのか、本当にわからない。
確実に言える事は、今回の震災と津波で大きな惨劇から免れたすべての人々も、明日おなじ事態に見舞われるかも知れないということです。

写真に関わる人間として、僕は今回の震災でダメージを受けた写真の一部でも救いたい。それを通して、未来の惨禍に備える方法を模索したい。一枚でも、ほんの少しでも。この一助になればと参加しています。
失われた人の思いを少しでも未来へ残すために、未来の思いを少しでも失わないために。
では、また。

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