「人々が写真と出会った時代」展

  • 2007.12.21 Friday
  • 00:02
再び不定期更新にカムバックの古写真ブログ。
担当の三井です。
ご無沙汰しております。
ただいま、12/22から始まる「スティル/アライヴ」会場設営の真っ最中です。かなり面白い展覧会に仕上がっていますので、古写真展ではありませんが、一見の価値ありです。
お楽しみに。

さて、古写真の展覧会。
今日は当館で開催しているものではありませんが、ひとつ絶対にオススメの展覧会が開催されているのでご紹介します。
「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション2007 人々が写真と出会った時代」展というもので、開催されているのは横浜市民ギャラリーあざみ野です(http://www.yaf.or.jp/azamino/)。また、こちらで関連事業として開催された「写真古典技法制作公開 ダゲレオタイプ制作」にも参加してまいりましたので、こちらのご報告も少々。

まずは、展覧会から。
とにかくダゲレオタイプ、ティンタイプといった19世紀のアメリカを中心とした写真が物量で迫ります。
まず、この展覧会の母胎である「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション」というのがすごいのです。
「横浜は、日本における写真発祥の地の一つとして、近代日本の写真映像文化の歴史に大きく貢献したと言われています。横浜市では、こうした歴史を踏まえ、映像文化都市づくりを進めるため、アメリカのサーマン・F・ネイラー氏が40年にわたって世界各地から収集したカメラ約2,700件、写真関連アクセサリー 約2,000点、写真 約2,900件、資料及び文献 約2,000件のコレクションを平成5・6年度に取得しました。このコレクションは、世界のカメラと写真の歴史が総合的にたどれるものとして高く評価されています。本展では、その中から、ヨーロッパ、アメリカの19世紀の写真を中心に展示いたします。」(横浜市民ギャラリーあざみ野のホームページより抜粋)
約1万点のコレクションです。
中でも今回は、先にも述べたように、19世紀のアメリカン・ダゲレオタイプ/ティンタイプが目白押しで出品されています。日本の初期写真がアンブロタイプを中心としていることに特徴があるのとは違い、アメリカのそれは、金属板写真です。
これを実感するには、数点の傑作を観たのではわからない。実際に溢れんばかりの数がなくてはいけません。この展覧会にはそれがあります。
すごいです。
もちろん、傑作も出ているのですが、それよりもなによりも「数で押す感じ」これが気持ちいいんです(すみません、ちょっと興奮気味です)。
是非ご覧ください。
ただ、惜しむべきは展覧会会期。短い!何しろ、12月12日から始まったばかりなのに、12月23日(日・振)には終了してしまいます。12日間。今日から残すところ、あと三日!
短すぎますって。

などと云ってはいけません、それぞれご事情もおありのことでしょう。
もとより、あと三日になって、ご報告しているボクの粗忽さもありますが、そちらにもついでに目を瞑って戴きましょう。

ならば。
ならば、皆様ここはこちらの都合をがっつり繰り合わせて伺うしかありません。
このブログにご興味を持ってご覧くださっている方には、決して損はない展覧会です。その上、なんと無料です。太っ腹です横浜市。
ぜひ19’sアメリカン・フォトグラフィのパワーをご堪能ください。

さて、「写真古典技法制作公開 ダゲレオタイプ制作」は、去る12/16の10:00から開催されました。写真家・新井卓氏による制作公開。「新井卓は、写真史上最初期の技法、ダゲレオタイプ(銀板写真)を用い、現代の視点を通して制作を行っている写真家」(横浜美術館のアーティストインミュージアムhttp://www.yaf.or.jp/yma/exhibition/2006/artgallery/01_AIM/)より抜粋)


スピグラ(4x5カメラ)でダゲレオタイプ撮影の準備をする新井氏

ダゲレオタイプというと気化した水銀を使用する必要があるため、僕自身もワークショップにできたらいいなぁと思いながら、二の足を踏んでいました。(水銀は有毒なため、手が出しにくいのです。)しかし、今回の新井氏の方法は水銀を使わない!これはすごいです。1840年に発表されたダゲレオタイプの増感法を応用したもので、最終的に金調色を行うことによって、しっかりと色を出します。方式そのものも、とても興味深いですが、実際に自分がダゲレオタイプに映るという体験も、かなり盛り上がるものでした。

定着中のダゲレオタイプ



さて、恒例の美味しいもの情報。
16日は、あざみ野駅ロータリー向かいのビルにあるパスタ屋さんで昼食を戴きました。


「きのこクリームパスタ」

美味しかった。
お店に入ってしまうとグラッパが置いてあったりしてオシャレなのですが、ビルそのものの佇まいが、鄙びているというか渋味があったので正直、期待していなかった。
期待を飛び越えるおいしさというのは、嬉しいものです。

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